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    カーエアコンの仕組み       大谷自動車電機工業所 東京 埼玉 千葉

- -基本は家庭用のエアコンと同じです。
  冷媒用の 「ガス」 をコンプレッサーで圧縮し、高圧になった 「圧縮ガス」 をバルブ により
  一気に噴射します。液体が蒸発 (気化) する際に周りの熱を奪う習性を利用して
  エバポレーターを冷やしています。
  その冷えた空気をブロアモーターにより車室内へ循環しています。
    ただし、家庭用のエアコンとの大きな相違点は、 カーエアコン自身が車と共に
  移動しているということです。
  車のエンジンルームは想像以上に高温となり、また激しい 振動に見舞われます。
  家庭用のエアコンが10〜15年と使用できるのに対し、カーエアコンの寿命は
  その約半分位 とされています。
   一年に一度 (エアコンを頻繁に使用するシーズン前) は点検をお奨めします。
 
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   カーエアコンの故障例 
 1.ガス漏れ
【症状】 冷えない、冷えが悪い(風は出る)
【原因】 冷媒ガス量が少ない→サイクルのどこかでガスが漏れている
【ポイント】 サイトグラスを目視で確認して、白く濁るように気泡が流れていればガス量が足りない。(正常であれば透明、
       しかし空でも透明)
      ガス漏れ箇所の特定・・・コンプレッサー、コンデンサ、エバポレータ等が比較的多いが、配管類や各部のOリング、
      パッキン類も確認。
     * ガス漏れと同時にオイルも漏れ、コンプレッサーの潤滑不良を招きます。

2.ガスの詰まり
【症状】 完全に詰まれば全く冷えない、詰まり気味の場合は使い初めの何分かは冷えるが徐々に効かなくなる。
【原因】 サイクル内部品の詰まり、(まれに)事故等による配管のつぶれ
【ポイント】 このトラブルが多いのは、レシーバタンク(サイクル内のフィルター)、エキスパンションバルブ(膨張弁)で、
      他には一部車両に装着されるプレッシャーバルブ(エバポレータの凍結防止)である。ゴミなどの異物や
      コンプレッサー内部の潤滑不良による金属粉などが詰まるとガスの循環が妨げられ、冷えなくなる。
      部位や程度により清掃か部品交換で対処。
     * 原因が金属粉の場合はコンプレッサー要注意

3.オーバーチャージ(冷媒過多)
4.放熱不良(コンデンサ)
【症状】 コンプレッサー(マグネットクラッチ)がカチカチとON/OFFを繰り返す。
【原因】 圧力スイッチ(異常な高圧からの保護回路)がはたらきコンプレッサーをOFFにする。
【原因・1】 オーバーチャージ:冷媒ガス量が適正値を超えている。
【原因・2】 コンデンサの冷却不足:電動ファン、カップリングファン、ラジエータ等の不具合によりコンデンサ本体の
       冷却が不十分
     * 圧力スイッチで対応しきれなくなるとリリーフバルブからガスを放出してしまいます。
     * VSVバルブ(アイドルアップを制御)不良が原因のケースもあります。
【ポイント】 ガス量は適正か?、コンデンサのフィンに目詰まりはないか?

5.コンプレッサー不良
【症状】 コンプレッサー、マグネットクラッチから異音がする、エアコンを入れるとエンジンが止まる等。
【原因・1】 マグネットクラッチの不良:ベアリングの摩耗等
【原因・2】 コンプレッサーの不良:コンプレッサー本体またはサイクル内のガス漏れと同時に起こるオイル漏れによる潤滑不良
【ポイント】 異音は重大トラブルの前兆。最終的にはコンプレッサーの焼き付き(ロック)に至り、多額の修理費がかかります。

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