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即席降誕劇

ナレーター 今から2000年ぐらい前のことです。当時隆盛を極めていたローマ帝国で、住民登録をせよとの命令が出されました。ヨセフという人も、身重のマリヤと一緒に、ベツレヘムへ向かっています。ヨセフはマリヤに尋ねます。

ヨセフ 「さて、どのくらい進んだかな。マリヤ、大丈夫かい?」

マリヤ 「まあね。何とかなると思うけど。」

ヨセフ 「まあ、ベツレヘムに近付いているのは確かだからね。町に着いたら、ゆっくり休むとするか。」

ナレーター さて、しばらくしてベツレヘムの町に着いたのはいいのですが、この混みようはいったい何でしょう!?町の人は言います。

町の人 「いやあ、何だってこんなに混んでるんだい?そうか、住民登録のせいかなあ。」

ナレーター これでは、マリヤとヨセフが泊まって休めるところがあるのか、心配ですね。さあ、ヨセフがいろいろと当たっているようですよ。

ヨセフ 「すいません、大人二人泊まりたいんですが・・・」

ナレーター 宿屋の主人はすまなそうに、

宿屋の主人 「この混みようではむりだね。ほかに当たっても多分だめだと思うよ。」

ナレーター 二人ともがっかりです。

マリヤ 「まあ、いいじゃない。なんとかなるわよ。」

ナレーター マリヤは慰めますけれども、ヨセフは心配です。

ヨセフ 「そうのんきに言うなよ。こっちは心配してるんだぜ。」

ナレーター すると、そんなふたりのやりとりを聞いていたある人がこう言います。

ある人 「まあまあ、そこの若いお二人さん、仲良く夫婦喧嘩をしている場合ではありませんぞ。奥方は身重のようではありませんか。あいにく部屋はないのじゃが、馬小屋ならあいておる。どうかな。」

ヨセフ 「ちょっとまってーな。馬小屋なんて。」

マリヤ 「ヨセフ、いじゃない。ありがたく、休ませていただきましょう。」

ナレーター こうして、マリヤは時がきて、男の子を産みました。救い主イエス様のお誕生です。でも、馬小屋でお生まれになったんですね。宿屋には、彼らの居場所がなかったのです。皆さんの心のなかは、どうですか?イエス様のおられる場所はありますか?

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